今日は珍しく長いですよ。
生人形と江戸の欲望展を見に行って来ました。
個人的に凄く良かったです。
というのも、生人形以外にも北斎広重、歌麿や写楽の浮世絵が展示されていて、
浮世絵は作風が似ているので、作品と作者が一致しないことがあるのですが
今回見比べてみて、分かりました!
北斎は絵にほぼ必ず富士を入れるというのは知っていたのですが
広重の絵と見比べてみてわかったことは、絵のバランス取り方が大胆。
人の目がいくものを一点置きます。
大して広重は物凄い計算された緻密なバランスで描かれていて、隙が一切無いピンと張り詰めた絵。
正直、広重は見てて緊張が伝わってくるので北斎の絵の方が好みです。
北斎は省略してるのに画面外に広がる奥行きがある所がまた凄い。
あとそれまでの浮世絵の人物画は全体像が基本だったのに、写楽が初めてアップで顔を描く、通称「大首絵」を描きはじめたとか。なるほど。
浮世絵を見る機会はあっても、これだけの数をいっぺんに見れることはないので近い人は見に行って下さい。
で、生人形の方ももちろん凄かったです。
個人的に驚いたもの3点。
今回の目玉のでかい人形、一応上から糸で釣ってあるものの、本当は人形自体の足3本でピッタリとバランスがとれると。
どんな超バランス感覚ですか。
花売りのおじさんのカゴが、止まってるのに揺れてみえる。
これは面白いよー。
歌舞伎の小道具で使う「鬼の右手」が、指が4本なのにまったく違和感がなく見れる。
相撲取りの絵以外は面白かったです。

朗報。
春画もありましたよ。